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センターグリル・Centegrill

米国風洋食

開店当時、戦後の食糧不足の時、栄養があるものを
たくさんの人に食べてもらいたいという考えから生まれた。

ギャラリー

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歴史など

成り立ちなど

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店舗詳細

連絡先・営業時間・定休日など

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店内紹介

店内の様子など

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メニュー

主要なメニューを掲載しています

歴史などお知らせ

生い立ち
 パイプくわえた社長がバイクを飛ばし、海風に吹かれながらハンバーグを出前で届ける。それは港町の風物詩であるかのように似合っていた。創業者であり、一流ホテルでコックの修業をした経歴を持つ石橋豊吉さんの生き方のひとつで、元気なうちはバイクに乗り通した。放送局、新聞社などからの注文も多く、人様の休む時も忙しい彼等。日曜、祭日、特に正月など近くの飲食店が休むため困り勝ちのマスコミ陣では、この店により救われた、として感謝状を贈ったこともある。
 戦後、野毛にヤミ市が出現。横浜中は勿論、県下、近郊からこのヤミ市に集まって飢えを解消しようと努めた。
 21年12月、現在地の一角に小さな西洋料理店が開業された。センターグリルだ。当時、ハマには米軍兵士が闊歩、日米会話手帖はベストセラーを続けていた。野毛にジャズ専門喫茶や、キリスト教の伝道を兼ねて週1回無料でコーヒー、紅茶とともに説教をサービス(?)する店もあった。

 ところでセンターグリルの今に続く旗幟は鮮明だった。味、ボリューム、値段がそれだ。
 「オレはあの店が下宿に付属した食堂のようなものだった」という往年を懐かしむ熟年者の数も少なくない。
 骨にそのボリュームは、その頃のたべ盛りの人々をも納得させていたのである。

 当初以来、心がけていたのは店内の清潔で明るく、ドメスティックな雰囲気だった。客筋は今でも若いカップル、家族連れ、スポーツマンたちが目立つ。
 人気メニューはオムライス、スパゲティ、ランチ、カレーライス、チキンピカタほか米国風一品料理も多い。
 創業者の豊吉は19歳で、旧横浜居留地にあったセンターホテルに就職。同ホテルの料理長・久野岩吉はグランドホテルのコックを勤め第一級のシェフだった人。さらに昭和13年、このホテルを買い取ったのがホテルニューグランドの料理長だったスイス・S・ワイル。豊吉は二人の名コックの指導をうけ幸運者だった。その後24歳の14年には帝国ホテルに転じ、いわばわが国西洋料理界の頂点で働くことができた。19年はじめには軍需工場に狩り出され敗戦をむかえている。

profile

センターグリル

〒231-0063
横浜市中区花咲町1−9
TEL:045-241-7327
FAX:045-241-7396
URL:http://www.center-grill.com
定休日:毎週月曜日(祝日営業)
営業時間:11:00〜21:15(LO)
交通:
市営地下鉄桜木町駅より徒歩5分
京浜急行日ノ出町駅より徒歩5分
みなとみらい線馬車道駅より徒歩7分